※販売を終了いたしました
     
           


サイズ
 縦24cm×横21cm
本に入る
内容
お名前、愛称、年齢、
住んでいる場所
プレゼントする日
贈り主名前、メッセージ
本文中の赤色の部分がご指定の内容に替わります。
改行位置は多少異なる場合があります。

れなちゃんと はなのようせい
え・しゅとう じゅんこ  ぶん・ダイアナ コリー

かわもと れなちゃん
2010年1月10日
おかあさん より

      
            1〜2P

あたたかい はるのひです。
モクレンの うすむらさきいろのはなが
うたっています。
スミレも タンポポも ほほえんでいます。
れなちゃんは ちかくの のはらに
はなをつみにいきました。
ピンクのじゅうたんを しきつめたような
レンゲのはなで いっぱいの のはらです。
れなちゃんが レンゲのはなで 
かわいいくびかざりを あんでいると
うつくしい ちょうちょが とんできて
いいました。
「あなたが れなちゃんですね。
ずっとさがしていました。
どうか わたしのはなしをきいてください」
            
           3〜4P
「じつは わたしのすむ ようせいのくにのおうじ
さまが
おきさきを おえらびになる ぶとうかいを
ひらくことになりました。
ところが ユリのようせいに うらないをしてもらうと 
そのよるようせいのくにに とてもふきつなことがおこり
くには ほろびてしまうだろう というのです。
ようせいのくにを すくえるのは れなちゃんと
いう なまえの
8さいの おんなのこだけだとも。
ユリのようせいの うらないが はずれたことは
いちどだってありません。」
れなちゃんは ちょうちょのはなしに 
ちょっとおどろきました。
でも こまっているちょうちょが きのどくになり
いいました。
「わたしに できることなら ぜひおてつだい させてください」
ちょうちょはたいへん よろこんで
「それでは さっそくまいりましょう」
と はるかぜにのって まいあがりました。

           5〜6P
やがて にじいろの きりが たちこめてきて
ちょうちょは そのきりの なかに きえていきました。
れなちゃんも きれいで よいかおりのする
きりのなかに はいっていきました。

きりが すこしずつはれてくると
れなちゃんの めの まえに
うつくしい バラのアーチが あらわれました。
そして そのむこうには れなちゃんが
いままで みたこともないような
あいらしい はなぞのが のぞいていました。
「さあ ここが ようせいのくにです。
この はなのかんむりを かぶってください」

           7〜8P
ちょうちょが はなのかんむりを
れなちゃんのあたまに のせると
れなちゃんは みるみるちいさくなりました。
そして きれいな スズランの はなびらで できた
かわいらしいドレスに つつまれました。

れなちゃんは うれしくなって あたりを みわたしました。
すると あちこちの はなかげに
かわいらしい ようせいの すがたが ありました。


          9〜10P
ようせいたちは みな こんやの ぶとうかいに そなえて
おけしょうの さいちゅうでした。
ツキミソウのようせいは つややかな クリームいろのドレスに
おそろいの かわいらしい くつをはき
クリームいろの アイシャドーをつけて
とても みりょくてきです。
マリーゴールドのようせいの きんいろのドレスも
うっとりするほどの うつくしさ。
かがみの まえで サッシュを しめてもらっているのは
ポピーのようせい。
れなちゃんは
すてきな ようせいたちに ただ みとれるばかりでした。


         11〜12P
そんな はなのようせいたちの なかで
ひときわ きよらかで うつくしいのが
バラのようせいでした。
「れなちゃん よくいらして くださいました。
ぶとうかいが ぶじにおわりますように みとどけてください」
バラのようせいは れなちゃんのてをとって いいました。
「バラのようせいさん。そんなに しんぱいしないで!
きっと おやくに たてると おもいます。
どうぞ あんしんして ぶとうかいに いらしてください」
れなちゃんは ちからづよく いいました。
「れなちゃん ありがとう。
これで あかるい きもちで ぶとうかいに
いくことが できそうです」


         13〜14P
そのころ おしろの そばにある
おおきな カシのきの あなにすむ クモのまじょも
ぶとうかいにいく じゅんびを していました。
クモのいとで おった くろいドレスと あかいめが
ロウソクのひかりに あやしく ひかっています。
「この まほうのかめんを かぶれば
どんなに よごれたこころも かがやくばかりの うつくしさ。
おうじさまも むちゅうになるはず。
おきさきに なったら このくにを のっとって
わたしの おもいのままに してしまおう」
まじょは あやしく わらいました。


      15〜16P
こがねいろの ゆうひがしずみ
あたりは すっかり よるのけはいに つつまれました。
さあ ぶとうかいの はじまりです。
つきのひかりに てらしだされた
ふしぎな ひろばに あつまった ようせいたちは
おもいおもいの 美しいドレスを みにまとい
それはそれは はなやかです。
れなちゃんは ゆめのような ぶとうかいを
ちょうちょといっしょに きんいろのクッションにすわり
ながめていました。
うつくしい ようせいたちの なかでも おうじさまは やはり
バラのようせいの きよらかな うつくしさに
こころを うたれました。 そして
「わたしの おきさきは このかたをおいて ほかにいない」
と おもうのでした。
かろやかに ゆうがに おどる おうじさまとバラのようせいの
すがたに だれもがみとれ おにあいだと ささやきあいました。

 


       17〜18P
「ダンスの おあいてに えらばれるのは わたしのはず」
と じしんたっぷりだった クモのまじょは
かめんの おくで おそろしい キバを むきました。
そして バラのようせいと おどっている おうじさまに
しずかにちかづいて
めにみえない クモのいとを まきつけたのです。
すると おうじさまは ふらふらと バラのようせいの
もとをはなれて クモのまじょと おどりはじめました。

「くろいドレスのかたって いったい どんなかたなのかしら」
れなちゃんが そうおもいながら ふたりに ちかづいたとき
まじょは「しまった」と おもいました。
まさか ここに にんげんが いるとは
おもっても みなかったのです。
まほうのかめんも にんげんには つうじません。
れなちゃんには うつくしい かめんを とおして
らんらんとひかる あかいめが みえたのです。


      19〜20P
れなちゃんは おもいきり おおきなこえで さけびました。
「おうじさま! くろいドレスのかたは きけんです」
おうじさまは はっとわれにかえり けんをぬきました。
まじょは かめんを むしりとると まほうのつえを ふりあげて
おうじさまのけんを たたきおとしました。
れなちゃんは むちゅうで
おうじさまの おとした けんを ひろって
クモのまじょに なげつけました。
けんがあたると クモのからだは けむりと ともにきえうせて
くろいドレスだけが のこりました。


      21〜22P
おうじさまは れなちゃんに かけよりました。
「あぶないところでした。
よく クモのしょうたいが わかりましたね」
「ありがとう。たいせつな わたしたちの おうじさまと
うつくしい ようせいのくにを すくっていただいて」
バラのようせいも なみだを いっぱいためて いいました。
おうじさまは れなちゃんに いいました。
「こんやは ほんとうに ありがとう。
おかげで たいせつなひとを みつけることが できました」

おうじさまと バラのようせいは
まもなく けっこんすることに なりました。
れなちゃんは ふたりの けっこんしきの ようすを
おもいうかべて とても しあわせな きもちになりました。
きっと どんなにか はなやかで うつくしい ことでしょう。
こうして おうじさまは すばらしいおきさきを みつけることが
できたのでした。


      23〜24P
いつしか そらも うすべにいろに そまっていました。
やがて どこからか ちょうちょのひく かぜのばしゃが
やってきました。
れなちゃんが ひろしまのいえに
かえるときが きたのです。
「さようなら おうじさま。さようなら バラのようせい」
「さようなら れなちゃん。
わたしたちの けっこんしきには きっと いらしてくださいね」
れなちゃんは うなずきました。

れなちゃんは ばしゃのなかで
おみやげに もらった つつみをあけてみました。
なかに はいっていたのは うつくしい オルゴールでした。
ふたを あけると おうじさまと バラのようせいが
ぶとうかいでおどった きょくが ながれてきたのでした。


                 25〜28P






季節の花の図鑑が
4ページついています








(白紙のページに3行のメッセージが入ります)



    れなちゃん


ピアノのだいすきな れなちゃん。
たくさんれんしゅうして
もっともっとじょうずになろうね。


   おとうさん と おかあさん より



販売を終了いたしました

TOPへ戻る